リフォームではなく注文住宅の建て替えを選択するメリット
リフォームではなく注文住宅の建て替えを選択するメリット
そのまま住み続けるのでもリフォームするのでもなく、注文住宅への建て替えを選択するメリットとしては、設計の自由度が高いという点が挙げられます。リフォームは家の修繕と、部分的な改装が中心です。現在抱えている不満点をある程度解消できるものの、現在の住まいを大きく変えるような改装をするには限度があります。しかし注文住宅であれば、一から家を設計できるため自由度が増します。住まいに対する要望や条件を満たす家を建てるには、改装よりも新規で建て直した方が有利という訳です。
長年家に住んでいた経験があるため自分たちにとって最適な住まいがイメージしやすく、より具体性をもって住居という形で表現しやすいというのも注文住宅のメリットです。人によって、また家庭やライフスタイルにより最適な住処は異なります。家庭の数の分だけ理想の住まいが存在し、その条件を余すことなく叶えるのは設計の自由度が高い注文住宅と言えるでしょう。
注文住宅への建て替えは、リフォームよりも安心度が高いという点もメリットとして挙げられます。
リフォームは建て替えと比べると費用は安く、工事期間も1ヶ月ほどと短期間で終わります。
しかし住宅とは実にさまざまな要素が折り重なって建てられているものであり、一部を修繕したとしても数年後に他の部位に故障が出るというケースも少なくありません。
確かに1回ごとのリフォームの費用は安価であり工事期間も短いですが、1回で完了するとは限らないという可能性を考慮すべきです。
複数回にわたってリフォームを行うよりも、思い切って注文住宅へ建て替えた方が良い場合もあります。
さらに建て替えの時に要件を満たせば、補助金制度を利用できるのもメリットの1つです。
省エネに関係する機器・設備を組み込んで、注文住宅を建てた場合に助成金が支給されます。
具体的な設備は太陽光発電システムや合併処理浄化層、雨水タンクや省エネ給湯器などです。
これらは各自治体によって必要となる設備と、導入によって得られる補助金の金額が異なります。
建築する住まいが所属する、市区町村に問い合わせて確認しておきましょう。
空き家となっている土地を買い取って注文住宅を建て直す場合、転入の助成金が受けられる可能性があります。
転入の促進および地域の活性化のために、市外・市内の転居者に対して交付しているケースです。
こちらも自治体によって実施の有無や金額の差異があるため、空き家を建て直したい場合は問い合わせるのが確実です。
この他にも高性能な住宅を建てた場合、補助金の交付や税金の軽減制度があるため必ず利用しましょう。