発注するなら要望を明確に伝える
発注するなら要望を明確に伝える
注文住宅は自由自在に理想の住まいを作ることができる方法のひとつですが、それを実現するためには担当者とのコミュニケーションが重要です。
ありがちなのが相手に気を使うなどして早期に決めてしまわなければならないと考え、妥協してしまうケースです。
多くの部分は一度完成すれば少なくとも10年以上は利用し続けるため、後から改修をするのも大変です。
完成後に実際に住んでみると、そのような部分に限って気になってしまい、あの時しっかりと思いを伝えれば良かったと後悔することも少なくありません。
大半のハウスメーカーや工務店は発注者に寄り添う意志を持っており、打ち合わせが多少長引いたり、施工直前に変更があっても対応してもらうことが可能です。
注文住宅の発注を受注するからにはお客さんに心から喜んでもらい、これまで培ってきた技術を活かして貢献したいという強い意識があることから、遠慮なく要望を伝えることこそ、担当者にとっても嬉しいことであると覚えておきたいところです。
間取りや部屋の数、インテリア、エクステリアなど理想を全て話せば、それを実現するためにどんな資材を使用して、どのような工法で作り上げることが可能なのかを探り、プランニングをしてもらえます。
言葉で表現するのが難しい時には雑誌の写真やスマートフォーンの画面などを見せて、こんな雰囲気にして欲しいというイメージを伝えても構いません。
注文住宅を建てた場合にはそこで長く暮らすケースが多いですが、それならば現在だけではなく将来についても考えておくことが大切です。
小さなお子様はやがて成長し、自分だけの部屋が欲しくなる年頃になったり、今は元気な両親も介護やバリアフリーが求められる時代がいつかやってきます。
お子様は自立をして一人暮らしをするのか、それとも結婚をした時に孫も一緒に同居するのかなどライフプランも考慮して、フレキシブルに利用できる部屋を数多く用意したり、将来のリフォームも考慮した設計にすることも可能です。
建売の住宅の場合は多くの部分が固定化されていますが、何もかもを自由自在に設計できるのが注文住宅の醍醐味であるのと同時に、快適に過ごせる住まいの構築を可能としています。
その家族が持っている夢や将来の展望を話すことで、担当者はそれを現実のものにするべく奔走し、それは末端の職人たちまで伝わり、ひとつひとつの丁寧な手作業まで波及します。
注文住宅で要望を伝えることでそれに携わる人々の心を動かし、本当の意味での理想の住まいを手に入れることが可能です。